火災を想定した避難訓練を実施しました。
13時、火災発生!!
「火事だ!みんな逃げよう!」と指導員のアナウンスを合図に避難訓練開始です。
指導員としっかり手をつなぎ、【押さない・走らない・しゃべらない・戻らない】を守りながら、先導する指導員の先生の話をよく聞いて避難します。
緊張した表情で口に手を当てながら逃げる子もいて、学校での避難訓練が身についている様子でした。
デイがある琴芝校区では、避難場所が琴芝小学校になっています。
今回はいかに建物から早く脱出するかの訓練なので、日頃送迎車を停めている駐車場まで子どもたちを誘導し、人数確認・ケガ人等の報告を行いました。
そして実際に行ってみて子どもたちに、避難時の約束【押さない・走らない・しゃべらない・戻らない】がきちんと守られたか振り返ってもらいました。
「少ししゃべっちゃった」と反省する子もいました。
その反省もいざというときに生かしていければいいですね。
今回は火災と想定しての避難訓練になりましたが、地震、台風などの水害等突発的に起きる災害であるため、パニックにならないためにも日頃から避難経路の確認や避難手順など一連の流れを把握し、冷静に行動できるように
・子どもたちにとっては「避難するために指導員の指示にきちんと従えるようにする」
・指導員にとっては「子どもたちを安全に避難させるために正しい指示が出せるようにする」
ことを目的に訓練しています。
災害があるとどういうことが起きるのか、どう行動すればいいのか子どもたちは頭で想像することが難しく、まだまだ正しく物事を判断することが難しいため、避難の難易度も高くなります。自分の判断でいきなり外へ飛び出して行ってしまう子もいるかもしれません。いかに指導員の話を聞いて行動できるかが大切になってきます。
子どもたちにも日頃から防災意識を持ってもらうために、今後紙芝居形式や動画による避難手順の説明も導入していこうと思います。
【訓練を振り返って】
デイで過ごしているときに災害という非常事態が起きたら・・・ということを具体的に想定し、事前に起きた時の対応や動きを知っておくことが重要です。頭の中でシミュレーション出来ていても、実際にやってみるとなかなか上手くいかないものです。また実際の現場で起きることは訓練通りでなく、冷静に判断して動けないことも想像されます。
車イスでの移動の際も、歩道が思ったより狭いこと、車の往来のそばを歩く不安、でこぼこによる振動等、障害を持つ人をどのように避難させるか、心のサポートも含めて日頃からの創意工夫が必要だと思いました。
そして、様々な状況を想定した訓練を重ね、各々が臨機応変に動けるようにしておくことが大事だと改めて感じました。